これからのこと

DIY、セルフビルドのお手伝い」

先月ふと何故かわからないけど無性に話をしなければと思う人がいて無理くりに時間を取ってもらった。

そこで「利根川さんは何がやりたいの?やりたいと思う事がわからないのでやることのイメージが見えない」というようなことを無性に話しかった西粟倉に住んでいるI氏に言われた。

ハッとした。

自分の求める事象のくくりの線が見えない。

自分でもくっきりとした輪郭を理解していないのに他人に何を伝えようとしていたのか。

その日からいつも自分が今までどこを向いていたのかを考えるようになった。

学校を卒業して金型・金属加工の会社に営業職として就職。

自動車の部品やライン設備の部品、たまには飛行機に関するものが対象だった。

数年後に宮大工の父が経営する工務店に入社して、住宅やお寺の普請に携わってきた。

その後よくある親子の喧嘩別れで独立起業して、建設会社の下請けや家の修繕などを生業にしている。

それに2016年にさいたまであった芸術祭で会場になる場所の修繕や作品の制作設置に少し関われた。

もやもやと考え出したのは父のところで7、8年たった頃。

最初は働いている工務店のアピールや差別化をするにはどうすればいい?で父が木材のことをいつも口にしていたので国産材に興味を持った。

そして素材のこと、職人の技術のこと、デザインのこと、地域コミュニティや街づくりと広がって行った。

そんな中でモヤモヤみたいなものが常に片隅にあった。

中身についてはいつかまた伝えようと思うが間違いなくそれは存在している。

けれどそれを昨今はよく聞くDIYやセルフビルドというキーワードは解いてくれるツールになると感じるようになった。

直接的な効果はないけどここがきっかけになると確信している。

ですのでそんなこんなでDIYやセルフビルドのお手伝いができる場や仕組みを打ち出して行くことを仕事の一つにしようと思ってます。

もちろんモノづくりは大好きなのでこちらも今まで以上にやっていくがちょっと欲張っていこうと思っている今日この頃です。